ネパールから再びインドへと戻り、『大江戸四十八手』のルーツでもあるミトゥナ像が有名と言うか正直それしか知らないखजुराहो/Khajuraho(以下「カジュラーホー」)へ。鉄道が満席でバスで向かうのですが……

記載内容は2025年2月時点のものです。ご旅行の際は最新の情報も合わせてご確認ください。

目次

【インド共和国(भारत गणराज्य/Republic of India)】

タイムゾーンはGMT+5:30で、日本より3時間半遅れています。

公用語はヒンディー語と英語ですが、ヒンディー語とは異なる言語を公用語としている州も多く存在します。また、英語も独特の訛りのヒングリッシュである場合が多いです。

通貨はインド・ルピー(₹と表記)で、記事中はルピーと記載します。
2025年2月現在のレートは1ルピーが1.6869円ほどですので、60ルピーなら日本での100円強の感覚ですね。

電源は220〜240V(50Hz)でコンセントはBタイプ・B3(D)タイプ・BFタイプ・Cタイプ、またはそれらのマルチタイプが一般的で、まれにAタイプにも対応したものもあります。

2025年2月12日 Day.162

7:15、宿をチェックアウトしてバスのピックアップポイント(来た時と同じTourst Bus Park)へ向かいます。

指定された通り7:30に到着して乗るバスを確認すると、綺麗で快適そうなツーリストバス!の傍に埋もれた小っさいマイクロバス。1,400ネパール・ルピー(約1,268円)/人でした。

Tourist Bus Park
本日の護送車

荷物だけ積み込んだら出発予定時刻の8:00までゆっくりとチャイでも飲ん……あ、出発します?ぐぬぬ……

ポカラからゴーラクプルへと移動

7:45、我らが護送車は予定より15分早く出発しました。基本、乗客が揃うか来そうにないと判断したら出ちゃう感じです(笑)

ポカラからバイラワへは5時間45分で休憩は3回(経路イメージ)

13:30、5時間45分でソノーリ……の手前の町、भैरहवा/Bhairhawa(以下「バイラワ」)に到着。

バスはこのあとलुम्बिनी/Lumbini(以下「ルンビニ」)方面に行ってしまうということで、私たちはBhairhawa Bus Park付近の道端で下されました。

ソノーリ行きと聞いてたのでほんのり期待をしていたのですが、やっぱりポカラ発のバスはルンビニ行きのバスをバイラワで途中下車するタイプみたいですね。

直後に通りかかったバスがボーダー行きだというので乗車してベラヒヤへ。25ネパール・ルピー(約23円)/人でした。

国境に向かいがてら通りがかりの旅行代理店で余ったネパール・ルピー両替してもらい(1.64ネパール・ルピーが1インド・ルピーの固定レートのようでした)、ネパール側のイミグレーションで出国スタンプをもらいます。

国境を通ったら再びゲート横のテントでインド側職員にパスポートを提示して謎の台帳に記入してもらいます。

ベラヒヤ・ソノーリ国境

どう考えてもムダなプロセスに思えた(個人の感想です)ので、試しにしれっととスルーしてみたら軽くキレ気味に呼び止められて連れ戻されましたので、どうしても付き合わなきゃダメみたいです。

名前のスペルとかVISAの番号とか間違って書き写していたので、やっぱり意味を成してないとは思うのですが(笑)

そしてインド側のイミグレーションで入国カードを記入して入国スタンプをもらいます。

イミグレーションを出ると、キレイめのカフェの中に見覚えのある顔を発見。ゴーラクプルでお世話になったGokul PG Homestayのホストで、今日はお金持ち欧米人ツーリストのアテンドでここまで来ていたようです。

正直、ゴーラクプルまで便乗させてくれないかと期待しましたが、忙しそうだったので先日のお礼だけ伝え、お別れしてバス乗り場へと移動しました。

ゴーラクプルのバススタンドまでは150ルピー(約254円)/人。休憩停車があったかどうかは寝ていて定かでなく……

19:45、Gokul PG Homestayのオーナーさんが戻るのはまだ先なので、よりバススタンドに近いHotel Pink Paradiseに宿泊。1,630ルピー(約2,749円)/泊でした。

町外れの国道沿いとかに唐突にあるラ○ホ的な名前ですが、中身は普通のシティーホテル然とした宿でした。スタッフはそれなりにガラが悪かったので、経営母体はソッチ系なのかも知れませんが……

2025年2月13日 Day.163

期待はしていませんでしたが、やはり鉄道に空席は出ませんでした。

いや、厳密には指定席が埋まってしまっているという意味で、ジェネラルクラスとかなら乗車率とか一切関係ないので物理的に挟まる隙間さえ残っていれば乗れますが……

なので、ここはひとつ経験として公共バスで行ってみることにしました。

インドでは民間の長距離バスとはまた別に、州政府の運営する公共バスが各都市間を網羅しています。

ガバメントだのオーソライズドだのアピールされるほど胡散臭さが増しますが、これらは本当に州政府が運営している正規のバスでぼったくりの心配ほぼなし、ほぼ定刻発車で便数もあり予約不要で席の埋まり待ちもほぼなしと便利な交通手段です。

redBusという予約サイトにも載っており、座席指定までも予約できるようになっていますが、公共バスに指定席も何もないような気がするので路線・発着時刻・料金の参考までに留めるのが無難そうな気がします。

それでは、地図の幹線道路の伸び具合と町の大きさから見て、最初はलखनऊ/Lucknow(以下「ラクナウ」)を目指してみましょう。

ゴーラクプルからラクナウへと移動

8:55、ラクしてオートリキシャーでゴーラクプルのバススタンドへ到着。80ルピー(約135円)/台でした。

ラクナウ行きはメジャー路線らしく、待機中のバスの運転手やバス待ちのお客さんに聞くとすぐに見つかり、乗り込んですぐ9:05には発車となりました。

ゴーラクプルからラクナウへは8時間45分で休憩は1回(経路イメージ)

こんな感じのインド国旗カラーなバスで……写真で見ると不思議と綺麗に見えますね……実物はちゃんと(?)ボロボロですよ。

公共バス

17:50、8時間45分でラクナウへと到着。431ルピー(約728円)/人でした。

この時間からだと距離を稼いでも知れていそうですし、下手に夜中に小さな町に行き着くと、かえって身動きが取りにくくなりそうなので今日はここまで。

宿はKamil’s Studio Apartment、マンションのペントハウスの上階の部屋を貸し出していて、どちらかと言えばairbnbなんかにあるタイプですね。1,663ルピー(約2,806円)/泊でした。

よく知らない街ですが都会ながら屋台なんかもそこそこあって、ビールも安かったのでイイ街に認定します(笑)

2025年2月15日 Day.165

ここラクナウからカジュラーホー行きはなさそうなので刻んで進んでまいりましょう。

少し南西のकानपुर/Kanpur(以下「カーンプル」)あたりもハブ都市になっていそうなので、そちらに行ってみましょう。

ラクナウからカーンプルへと移動

Alambagh Bus Standからあたりでカーンプル方面のバスが拾えるそうなのですが、バススタンドからカーンプル行きのバスはなし。

客待ちのオートリキシャーのドライバーに聞くと外の道路沿いで拾えるというので、道路沿いでひたすら通りかかるバスに「カーンプル!?」と尋ねますが、なかなか来ない上に来ても満席で乗れません。

並行して情報収集にも努めますが、ここでインド人の優しさがじわじわと私たちを苦しめます。1

あっちだこっちだ行ってみては戻ってを繰り返して、ぐるぐる駆け回っているだけで4〜5時間が経ち、あきらめムードに肩の力が抜けたところで気付きます。

そもそも拾うんじゃなく始発を突き止めた方が早くない?

冷静になって地図を見ると、近くに始発になりうるCharbagh Bus Stationを発見。

16:40、こちらで正解でした、ようやくカーンプル行きのバスに乗り込み発車です。

ラクナウからカーンプルへは4時間5分で休憩は1回(経路イメージ)

20:45、4時間5分でカーンプルへと到着、距離の割には時間がかかりましたね。141ルピー(約238円)/人でした。

ラクナウで大幅に時間をロスしたのもあり今日はここまでと周囲の宿を検索しますが、そもそもの数も少なくレビューからも地雷臭がプンプンと漂っています。

一応、実物を見てから決めようかと巡ってみると、予約サイト上では空室はあるにもかかわらず「部屋ァ?ないね(ニヤニヤ)」とか何か感じ悪ッ!

道すがら通りすがる若者らも遠巻きに「チャイナ、チャイナ(ニヤニヤ)」と……あぁ(察し)……めんどくさ……買ったばかりのサモサを鳶か何かにさらわれてしまえ(呪)

(一応、そんな人ばかりだった訳でもなく、中には通り過ぎたカップルが「困っていそうに見えたから何か力になれたらと思って」と戻ってきて声をかけてくれたりとかもありました。)

一泊して14:30発のछतरपुर/Chhatarpur(以下「チャタルプル」)行きに乗る予定でしたが、宿にキレた勢いでこのままバススタンドで夜明かしして朝の便で途中のमहोबा/Mahoba(以下「マホバ」)経由で進むことを決意します。

さすがに椅子は早い者勝ちで埋まっていますが、石でゴツゴツしない平らなコンクリート床はまだまだ空いていますし、多くのインド人が当たり前のように雑魚寝しています。

Jhakarkati Bus Stand

暇を持て余して人混みから離れ休んでいると、自称警察官だという酔ったオヤジにウザ絡みされてテキトーに話を合わせて付き合っていたのですが、近くに座っていた青年がオヤジの隙をついてスマホ画面だけをこちらに向け、表示されているWhatsAppアプリの入力欄には……

インド人青年
インド人青年
Welcome to India. But don’t trust these people easily. There are bad people, be careful and enjoy India.
(インドへようこそ。だけど悪いヤツらもいるから簡単にこういう人を信じてはいけないよ。気をつけてインドを楽しんで行ってね。)

あらやだ、イケメン♥

その後、頃合いを見てオヤジをあしらい(悪意はなくウザいだけの酔っ払いでした)、イケメンにはサイレントでお礼を伝え、人混みに埋もれて朝を待ったのでした。

2025年2月16日 Day.166

そこらで拾ったビニール袋を敷きネパールで買ったペラいパシュミナに丸まっている私たちを見て、彼らの荷物の8割を占めるであろう大量の毛布で完璧に寝床を整えているインド人の皆さんは「そんな装備で大丈夫か?」と思ったことでしょう。

El Shaddai ©crim El Shaddai ©crim
だいじょばなかったです!!

時に寝返りで蹴られたり、硬いし寒いし周囲のイビキやら通話やら、まともには寝られませんでしたが生きて朝を迎えました。

カーンプルからカジュラーホーへと移動

6:10、マホバ行きのバスに乗り込み出発。

カーンプルからマホバへは4時間40分で休憩は3回(経路イメージ)

10:50、4時間40分でマホバへ到着。214ルピー(約361円)/人でした。

チャタルプル行きのバスはすぐに見つかり12時30分発ということで余裕もあり、バススタンドの周辺にはお店や屋台も多く出ていましたので、今のうちに何か食べておくことにします。

10分や15分のお話しなので大きいバックパックはバススタンドの空席に括り付け、貴重品だけを携えて出かけた後、戻ってみると先ほど近くに座っていたインド人おばさまと職員が私たちの荷物を取り囲んでいました。

インド人おばさま
インド人おばさま
あぁ、良かった、帰ってきた。
荷物を放置したりしちゃダメよ、置いて行くのを見かけて盗まれちゃうかと思って見張ってたの。
私たちが言うのも悲しいけど、ここはインドなのよ。

お、おばちゃん♥

(なお、日本や多くの国の空港や駅なんかでコレをやると、不審な荷物は爆発物や毒性の危険物の可能性もあるとして区画閉鎖の上で処理班が派遣されたりと洒落にならない大騒動になることさえありますので荷物の放置はやめましょう。)

12:30、チャタルプル行きのバスに乗り込みましたが出発する気配はなく……

13:00、ようやく先ほどのドライバーが来て出発。「トゥウェルヴ・サーティ」と聞こえたのですが「トゥウェルv(あいや違うか)サーティーン!」と言っていたのかも?

マホバからチャタルプルへは1時間15分で休憩はなし(経路イメージ)

14:15、1時間15分でチャタルプルへ到着。77ルピー(約130円)/人でした。

バスを降りてカジュラーホー行きのバスを探すと「あっちだ、もうすぐ出るぞ」と言うのでダッシュで乗り込みます。

バスのデザインがそれまでと違いましたので、州政府の公共バスではなく民間のバスだったかも知れません。

Chhatapur Bus Stand

14:30、カジュラーホー行きのバスが発車。

チャタルプルからカジュラーホーへは1時間30分で休憩はなし(経路イメージ)

16:00、1時間30分でカジュラーホーへ到着……なのですが、間違って鉄道駅で降りてしまいました。牛が居眠りしていてのどかです。60ルピー(約102円)/人でした。

Khajuraho Railway Station

降りてしまったので分かりませんが、普通に考えてバスはこの先のカジュラーホーのバススタンドまで行くのだと思います。

鉄道駅は市街から10kmほど離れており、オートリキシャーと交渉すると「その宿は知り合いの所だからスペシャルオファーで150ルピー(約254円)/台でOK」とのこと。

通り道すがら「ここが空港だよ」とか「あの寺院が有名だよ」など、軽くガイドまでしてくれますが、最後の最後に進む方向がおかしくなって違う宿に到着しました。

どうやら宿の名前を聞き間違えていたようで、このあと正しい宿まで送ってくれたのですが、ドライバーは知り合いでも何でもない宿まで特別料金で走ったので軽くテンション下がってました。こちらに責はないけど何かゴメン……

本日の宿はKhajuraho Dreams Homestay、600ルピー(約1,013円)/泊でした。

もともと予定していた宿をうっかり明日から予約してしまった上に今日も埋まってしまっていたため、代わりの宿として1泊のみでしたが、まさにホームステイで親戚の家に来たかのように本当にアットホーム。料金も安いので若者のひとり旅とかだったらつい長居してしまう宿だと思います。

ローカルバスって結局どうだった?

ソノーリからカジュラーホーまでバスで刻んでやって来ましたが、結論、やはり鉄道が一番楽です。料金も安いですし寝ていれば着きます。

ただ、とにかく座席が取れない、よほどの不人気区間でもない限りWaiting List(キャンセル待ち)ばかりで、実質、計画に組み入れられる機会が少ない。

そこで民間の長距離バスなのですが、こちらはこちらで揃いも揃って早朝発だの深夜着だの発着時間の設定がおかしい。

そういった面では、料金も安く頻繁に(実は深夜や早朝にも)発着していて路線も豊富なローカルバスを乗り継いで行くと、移動ペースこそ遅いものの時間や空席に縛られにくく、実は使い勝手としては一番良いのかも知れません。

ただ、要するにエアコンもないボロい路線バスですから、コレだけと言うのはしんどいです。

他の移動手段から繋げて一歩先への移動とかには便利だと思います。

2025年2月17日 Day.167

もともと予定していた宿であるSunrise Bed & Breakfastへと宿替え。こちらは1,000ルピー(約1,687円)/泊です。

中心街から少し離れていて静かで、とは言え中心街へも徒歩圏内なので、便利かつ静かに滞在するならここら辺のエリアがオススメです。

2025年2月18日 Day.168

ここカジュラーホーと言えばミトゥナ像彫刻の遺跡群が有名です。

ミトゥナというのは男女一体の概念ですが、古代インドに『カーマ・スートラ』という性愛を含め描いた古典があり(後にそれは大江戸四十八手の原典ともなったそう)、その『カーマ・スートラ』に基づき男女の性的結合でミトゥナを表現したものがものがミトゥナ像です。

つまり、不可逆なほど要約に要約を重ねると、エロい彫刻で埋め尽くされた異色の遺跡群が有名なのです。

ちなみにその『カーマ・スートラ』では男女それぞれのモノのサイズ毎に、カップリングに適したフォーメーションを88手もの中から説いているのだとか……スゴくない!?

そんなカジュラーホー寺院群は大きく3グループに分かれており、西と南グループがヒンドゥー教寺院、東グループがジャイナ教寺院が主体で構成されています。

カジュラーホー寺院群(西グループ)

西グループは公園化されていて敷地内に遺跡がまとまっているので見やすくなっています。

入場は有料でここら辺りのゲートでチケットを購入して入るのですが、今日はチケットカウンターは閉まっていてオンラインチケットじゃないと入れないとのこと。

そんなことある?

念の為にチケットカウンターを覗きに行ってみると意外にも本当に閉まっていました。

戻ってチケット購入代行でお小遣い稼ぎしているおじさんにお願いすると、サクッとWhatsAppにチケットを転送してくれました。

チケット本体は550ルピー(約928円)/人ですが、購入代行の手間賃を含めて600ルピー(約1,013円)/人でした。

中に入るとインド人観光客を主体に人で溢れかえっており、落ち着いて見たり撮影したりはできませんが、そこら中のいたるところから団体客のガイドによる説明が漏れ聞こえてくるので、ガイド不要でほぼ説明付きで見て回れました。

西寺院群の寺院①
西寺院群の寺院②

遺跡は中が空っぽということも多いですが、内部も彫刻がずらりと並び見応えがあります。

西寺院群の寺院の内部

外側を飾るミトゥナ像はアクロバティックすぎて、エロティシズムより興味深さが勝る感じです。

西寺院群のミトゥナ像①
西寺院群のミトゥナ像②

あまりじっくり見る人の少ない下部のレリーフも、実は意外と細かく掘り込まれていました。

西寺院群のレリーフ①
西寺院群のレリーフ②
西寺院群のレリーフ③

ヴァラーハも祀られており、体表を覆い尽くすように細やかな彫刻が施されています。

西寺院群のヴァラーハ像①
西寺院群のヴァラーハ像②

……いや、ピンと来ませんよね、私もです。ヴィシュヌ神の化身のひとつなのだそうです。

2025年2月19日 Day.169

急に先月末のお話しをしますが、私たちは今後のインド鉄道の利用のために、日本の電話番号でIRCTCへの登録を試みました。

しかし、多くの人が躓いている通り、メールアドレスの確認メールはすぐに来るも、電話番号の確認SMSだけはまったく届かず、翌日また翌日と何度試しても登録を完了できませんでした。

しかし、今日、久しぶりに試してみるとOTPがスルッと届いたではありませんか。

2週間越しで登録が完了し、ixigoアプリとの連携も済ませ、これで鉄道駅に行かずしてオンラインでもチケットが購入できるようになります。

IRCTCへの登録でお困りの方は、いろいろ調べてあれこれ試してもおそらくムダで、何も考えず時間をおいて何度となく試してみましょう。

インド人が言っていました、インドも今やIT大国と言っても良いと思うが、その技術は輸出用であって国内に活かされることはひとつもないのだ、と。

そんな調子ですので、インド旅行と鉄道の利用を予定している方は、出発前の早い段階からあらかじめIRCTCへの登録を進めておいた方が無難ですよ。

2025年2月20日 Day.170

先日は西寺院群を見て回りましたが、東寺院群も徒歩圏内かつ無料ということで、散歩がてら行ってみました。

カジュラーホー寺院群(東グループ)

東寺院群の寺院
東寺院群の寺院の内部
東寺院群のミトゥナ像

いかがでしょう、正直なところ違いが分かりません……

コンプリート目的でもない限り、一応は見とくか程度なら無料の東寺院群だけ、これを見に来たという方でも西寺院群だけを見ておけば十分かも知れません。

2025年2月21日 Day.171

昨夜から夜になると音楽が聞こえてくると思ったら、2025年2月20日から2025年2月26日にかけて宿の近くの西寺院群に隣接する特設会場で第51回カジュラーホー・ダンス・フェスティバルが開催されているのだとか。

ここら辺りでは有名なイベントのようなので覗きに行ってみたのですが、ボリウッド的なド派手なダンスではなく少人数で地味なものでした。

ただ、ライトアップした寺院をバックにしたステージは贅沢でした。

Khajuraho Dance Festival

2025年2月25日 Day.175

観光も済んで、宿のお手伝いさんにチャイの淹れ方を教わったり、夕食の準備の豆むきを手伝ったり、買って冷やしておいたビールを夕食後に屋上で星を眺めながら飲んだり……

観光も終えて延泊しながらゆるい日々を過ごしたところで、そろそろ次へとまいりましょう。


  1. インドでは尋ねられて分からないと断るのはもっとも不親切な態度であり、違っていたとしても何かしら答えてあげるのが礼儀という文化なのだそう。ガセネタに踊らされるのは優しさの裏返しなのです…… ↩︎