#3 インドネシア、神々の島、バリ島
第2カ国目はインドネシア。インドネシアにピンと来なくてもバリ島と聞けば「あそこインドネシアなんだ!?」と話しが早いバリ島からスタートです。
私たちも何度か訪れていますので、二度目のバリ的にちょっと別の角度でのんびりと周ってきました。
記載内容は2024年7月時点のものです。ご旅行の際は最新の情報も合わせてご確認ください。
目次
【インドネシア共和国(Republik Indonesia/Republic of Indonesia)】
通貨はインドネシア・ルピア(Rpと表記)で、記事中はルピアと記載します。
2024年7月現在のレートは1ルピアが0.0097円強ですので、日本円へは100分の1くらいの換算で、10.000ルピア(インドネシアでは桁区切りがピリオドで小数点がカンマです)で100円弱の感覚ですね。
※桁が多いため千単位で切り捨てて語られる場面がほとんど(10.000ルピアであれば10という具合)なので、それを10倍して日本円換算するのも併用すると早いです。
2024年7月15日 Day.13
初日ぶりに帰ってきたニノイ・アキノ国際空港ターミナル3の我らが定宿、L4の片隅の床で長期戦を展開しますが、何の奇跡か間違いか、通常より1時間半も早い離陸4時間半前にチェックインカウンターがオープン。
時刻は23:30ですが、24:00クローズのMarhaba Loungeにダメ元で向かってみると、ありがたいことに門前払いされることなく入れてもらえました。
こちらは航空会社とも提携のラウンジで、経験上、その方が食事のクオリティーやお酒の取り扱いに長けている場合が多いので、私たちは可能な限りそれらを優先するようにしています。
こちらのラウンジも大正解で、味はもちろんでしたが、何より営業終了間際にもかかわらず空いたトレーは続々と補充され、ほとんどのメニューから選び放題だったのは本当にありがたかった。
さて、搭乗まではまだまだ時間があるので、残りはPAGSS Premium Loungeで過ごします。
こちらのラウンジは生ビールが!(出際に気付いたので飲めませんでした…)
そして、制限エリア内では貴重な喫煙所も併設なので、ミールに重きを置かない場合はこちら側で間違いないでしょう。
ライターが持ち込めないので、ちゃんと代わりの壁の穴もあり、ボタンを押すとシガーソケットみたいに穴の中の電熱線が赤熱して着火できます。
2024年7月16日 Day.14
3:45ニノイ・アキノ国際空港発のCebu Pacific Air 5J279便にて4時間ほどでングラライ国際空港へ到着。
Cebu Pacific Airははじめて乗りましたが、寒くはなかったものの、シートがリクライニングしないことに驚きました。
LCCなのでほとんど倒れないとかは良くあるとして、そもそもリクライニングの機構そのものがないというのははじめてでした。
バリ島へ到着
記憶にあるこぢんまりした空港1とはまったく別物の真新しい巨大ターミナルには面食らいながら、まずはVOAを取得します。
支払いはルピアかアメリカ・ドルのみという情報もありましたが、日本円を含めた多様な通貨での支払いが可能でした。ただし、この日の場合で500.000ルピアが5,100円と250円ほど割高な足下を見られたレートですので、普通にeVISAを事前取得しておくのが面倒がなくオススメです。
続いてイミグレーションへ向かうと、自動ゲートしかなく有人カウンターがありません。
自動ゲートは早くて楽なのですが、スタンプが残らないのが難点です。
ゲートを通った後にスタンプがもらえないか聞いて見るも「必要ないから安心しろ、そもそもスタンプ自体ないし」的な回答。
そうではなくて、一部の国では入国カウンターで「これまでに通った国と滞在期間をすべて答えろ」と言った質問を受けるという話も聞くので、記録としてパスポートの紙上に情報が残るようにしたかったのです…。
空港すぐそばのほどよい田舎町
普段はクタとかレギャンあたりに滞在するのですが、今回はちょっと外して、反対側の空港から程近いトゥバンに宿を取りました。
Kos Bulan Bali、¥2,089/1泊でした。
空港を回り込んで、ちょっと奥まったところなのは難点かも知れませんが、全体的に綺麗で部屋に冷蔵庫もありWi-Fiも安定しています。実際、テラスで欧米の方がワーケーションらしくZoom会議していました。
周囲は観光に染まる以前の昔の素朴なバリが残っている感じです。公平に言うと当然ながら有名チェーン店とかは一切ありません。それを味わいと取るか不便と取るかにもよりますがローカル感がとても心地良い街です。
徒歩圏内にサヌールにも劣らない海もあって、安く気取らぬ休みを過ごしたいなら、ここトゥバンもありだなと思いました。
2024年7月17日 Day.15
バリ島の二日目、実は初日にやり残した宿題がありました。
e-moneyカード捜査網
ここバリ島はもちろん、お隣のジャワ島も含め、インドネシアではバスは現金では乗ることができません。
QRコード決済のアプリか、e-moneyカードというKitaca/Suica的なICカードが必要で、事前調査ではそこらじゅうのコンビニや銀行で手に入るとのことでした。
ところがそれはジャカルタ辺りでのお話しだったようで、バリ島では何軒まわってみても「ない」「品切れ」で、まったく手に入りませんでした。
最後の賭けで、はるばる歩いてングラライ国際空港まで偵察に出てみたところ、国内線ターミナルを出てすぐのStarbucksなどが入っている建物のmandiri銀行支店にありました。
e-moneyカードは30.000ルピア(約291円)/枚で、複数人での共用はできず、ひとりあたり1枚ずつ必要です。
e-moneyカードの入手直後は残高がゼロですが、すぐ近くのindomaretでチャージ2できて、あとはそのまま使えます。
インドネシア国内でバスを含めた移動を予定していて、最初にバリ島に降り立ってしまった人は、空港に着いてすぐに買っておくことをオススメします。
2024年7月18日 Day.16
バスに乗る準備が整ったので、これまで意外と行っていなかったウブドに移動です。
ウブドへはGoogle Mapsさんの導き通りにTrans Metro Dewata(バス)を2本乗り継いで8.800ルピア(約86円)/人、トゥバンから40kmほど離れていて2時間少々かかりますが、何せ安くて助かります。
バスはガラガラでしたので、大荷物を抱えた不慣れな外国人が乗り込んでも、地元客に迷惑をかけずに済みました。
Baruna Guest House、153.333ルピア(約1,488円)/1泊でした。
近くのコミュニティーセンターがガムランの練習場所のようで、夜、テラスに出ると良い風とガムランが流れてきて、とてもバリらしい雰囲気です。
2024年7月20日 Day.18
ゲストハウスのオーナーさんから観光ドライバーの誘いがあり、6ポイントを回る1日観光コースで750.000ルピア(約7,275円)とのオファーでしたが、予算オーバーなので400.000ルピア(約3,880円)の範囲内での摘み食いコースをお願いしました。
モンキーフォレスト
寺院跡と周囲の森を含めた自然保護区内で多数の野生の猿を保護しています。
土曜日だったため混雑しており、入場料も休日価格で100.000ルピア(約970円)/人、平日がオススメです。
お猿あるあるで、よく観光客がサングラスとかとられてアタフタするので、こういう所では物をぷらぷらさせずすべてを仕舞い込んで歩くのが正解です。
分かってはいたのですが、リュックが重くなった?と思った瞬間、メッシュポケットに仕舞い込んでいたのど飴が奪われていました。
ここのお猿、やり手です。
人間の飲食物は味が濃すぎて動物の身体には良くないと思いますので、できるだけ注意しましょう(おまいう)。
カフェ
希少で高価なコーヒーとして有名なコピ・ルアク(ジャコウネコの糞から採られる未消化のコーヒー豆を洗浄・乾燥・焙煎したもの)の飲める、映える感じのカフェです。
入場料などはなく、65.000ルピア(約631円)/杯でコピ・ルアクをオーダーすると10種の飲み比べセットも付いてきて、ライステラスを臨みながら楽しめるとてもお得なカフェでした。
- VANILLA COFFEE(バニラコーヒー)
- GINSENG COFFEE(人参コーヒー)
- COCONUT COFFEE(ココナッツコーヒー)
- AVOCADO COFFEE(アボカドコーヒー)
- BALI COFFEE ARABIKA(バリコーヒー)
- MANGGOSTEEN TEA(マンゴスチンティー)
- LEMON GRASS TEA(レモングラスティー)
- ROSELLA TEA(ハイビスカスティー)
- SPICE TEA(スパイスティー)
- GINGER TEA(生姜ティー)
テガラランライステラス
ウブドと言えば棚田の広がる景色で、入場料は25.000ルピア(約243円)/人。
ちょっと時期をハズしたようで棚田に水は張っておらず、結構な斜度を上り下りするハードな見学になるので、棚田は中よりも、さっきのカフェみたいな所で上から見下ろす方が良いと思い知りました。
ウルペタヌ滝
入場料は20.000ルピア(約194円)/人。
よくある感じの滝ですが、更衣室もあって、滝壺近くで水遊びができるようになっています。
インド人観光客が多く、どこを切り取っても水辺とインド人とのマリアージュでガンジス川化したため写真は断念(笑)
ゴアガジャ遺跡
バリ・ヒンドゥーの遺跡で、入場料は50.000ルピア(約485円)/人。
タンクトップやハーフパンツなど露出の多い服装はNGで、駐車場あたりで腰巻き売りに囲まれますが、入り口の手前に公式の無料レンタルがありますので購入は不要です。
沐浴場や象の洞窟などスピリチュアルな雰囲気。
実際、ガネーシャを祀っており、商売繁盛のパワースポットでもあるそうですよ。
2024年7月21日 Day.19
e-moneyカードも手に入り、ウブドも見られて満足したので、バリ島を出ます。
メングウィバスターミナルでチケットを入手
ウブドからTrans Metro Dewataを3本乗り継いで13.200ルピア(約129円)/人で長距離バスが多く発着するメングウィバスターミナルへ。
目的地はお隣、ジャワ島のスラバヤ、バスごとフェリーで渡る島を跨いだルートです。
バスは3社ほどカウンターが出ており、どこも一律250.000ルピア(約2,425円)/人でした。
どこにしようかと考えあぐねていたところ、値段を聞き回っているのを察したWisata Komodoの方が駆け寄ってきて230.000ルピア(約2,231円)/人を提示してくれたので、そこに決定。
いよいよ出発
無事にチケットも手に入ってターミナルでくつろいでいたところ、17:00発のはずが16:30の段階で乗り込めとの号令でフライング出発、外を出歩いてなくて良かった…。
バスは2列+2列の4列シートでしたが大型バスなので狭くはなく、安心のトイレ付き。
リクライニングにフットレスト、クッションとブランケットあり、出発してすぐにスナック(カップ麺、パン、菓子、水)まで配られ、2千円ちょいで利益が出せているのか心配になってしまうほど。
2時間半ほどでバリ島西のギリマヌクへ到着し、バスごとフェリーに乗船。
フェリー乗船中はバスから出て船内を好きに動き回れます。
1時間ほどで、ジャワ島東のバニュワンギに到着し、バスごとフェリーを下船。
バリ島はインドネシア中部時間(GMT+8)でしたが、ジャワ島はインドネシア西部時間(GMT+7)ですので、ここで時間が変わります。
少し走って21:00頃、バスが停まりました。
食事休憩のようです。
問答無用で辺鄙な場所にある提携の割高なレストランに寄って、裏でキックバックをもらう良くあるヤツね、イラネ…と降り渋っていたところ、無料のコミコミだと言うので、ありがたいですが本当に2千円ちょいで利益が!?
ここまででまだ半分、バスは再び夜道を走り出します。
到着予定は午前5時です。