ベトナム最後の秘境ハジャンの雄大な原風景に圧倒されたあとは、古都Huế/Hue(以下「フエ」)、そしてビーチリゾートも兼ねて二度おいしいと人気急上昇のĐà Nẵng/Da Nang(以下「ダナン」)へと南下します。

記載内容は2024年11月時点のものです。ご旅行の際は最新の情報も合わせてご確認ください。

目次

【ベトナム社会主義共和国(Cộng hòa xã hội chủ nghĩa Việt Nam/Socialist Republic of Vietnam)】

タイムゾーンはGMT+7で、日本より2時間遅れています。

公用語はベトナム語です。

通貨はドン(₫と表記)で、記事中はドンと記載します。
2024年11月現在のレートは1ドンが0.00605576円ほどですので、17.000ドン(ベトナムでは桁区切りがピリオドで小数点がカンマです)なら日本での100円強の感覚ですね。
桁が多いため千単位で切り捨てて語られる場面がほとんど(10.000ドンであれば10という具合)なので、その6倍弱として日本円換算するのも併用すると早いです。

電源は220V(50Hz)でコンセントはAタイプ・Cタイプ、またはそれらのマルチタイプが一般的です。

2024年10月28日 Day.118

まずはハノイまで戻ります。

参考までに聞いてみたところ、ここハジャンの宿からのピックアップとハノイの宿へのドロップオフ付きで350.000ドン(約2,120円)/人とのことでしたので、即決でHollyさんにお願いしておきました。来た時のターミナル間バスだけと変わらぬ金額でDoor to Doorはありがたい!

本当に宿としても旅行代理店としても品質と料金に誠実さの溢れるオススメの宿でした。ハジャンに行かれる方は是非Holly’s Hostel Ha Giang B&Bでの滞在も検討してみてください。

ハジャンからハノイへと移動

8:30、Hollyさんがこまめに電話確認を入れてくれ、あと20分くらいだからゆっくり食べてて大丈夫よと、毎日の楽しみだったオムレツ・バインミーをいただきながらバスを待ちます。

8:50、ミニバスが到着して乗車。10人乗りくらいの小型バスでスリーパーでこそありませんが、リクライニングの効いたソファのような席が快適です。周辺の宿をいくつか回って本日のお客さんをすべて拾うと一路ハノイへ。

14:50、6時間ほど走りミーディンバスステーションへと到着。休憩停車はありませんでしたが、ミニバスなので言えば停まってもらえそうな感じでした。ここで乗客は降り、私たちは待機していたワンボックスカーへ案内されて乗り換えとなりました。

15:50、宿へと到着。前に泊まったHanu’s Houseは空いていなかったため同価格帯のHanoi Carina Hotelへ、324.000ドン(約1,963円)/泊でした。

ここはロケーションは良いのですが、部屋の清掃がまったく行き届いていなかったですし、カビやホコリの溜まり具合から見てそれが慢性的なもののようですのでオススメしません。

近所のバー・ストリートで飲んでいると、少し離れた席に座っていたお客さんから声をかけられ、見るとハジャンで宿が一緒だったカップルでした。彼らもハジャンからハノイに来ていたんですね。

バー・ストリートでの再会

2024年10月29日 Day.119

ベトナムで有名な旅行代理店と言えばTheSinhTouristです。かつてはSinh Cafeという名前でしたが同名を騙る偽業者だらけになったためTheSinhTouristへと改名しました。しかし今度はそれと同名を騙る偽業者も乱立というのが現状です。

公式サイトを参考に本物と思われるオフィスへと出向きました。

TheSinhTouristは北はハノイから南はHồ Chí Minh/Ho Chi Minh(以下「ホーチミン」)を含む8都市に支店があり、それら支店のある都市間を結ぶバス路線を持っています。

特筆すべきはオープンバスチケットというのがあり、ハノイとホーチミン間の1か月間有効なチケットで、途中の経由都市間のバスは(席さえ空いていて予約が取れれば)いつでも良いという、ベトナムの都市を数珠繋ぎで巡るのに便利なフレキシブルなチケットなのです。

ところが残念ながらコロナ禍に販売を停止、現時点でも再開はしておらず取り扱いはなしとのこと。

仕方がないのでひとまずフエ行きのスリーピングバスを予約。今の宿に未練はなくチェックアウト後の暇潰しも面倒なので今日の夕方発のバスを予約しました。400.000ドン(約2,423円)/人とオープンバスチケットを考えると大幅に割高になってしまいました。

ハノイからフエへと移動

17:30頃、宿にピックアップのミニバンが到着して乗車。他の乗客を拾いながら進み、18:00頃に乗車地点らしき場所に到着。乗客一同ハテナ顔の中、シンプルに「待て」との指示。

18:45頃、何台ものバスの発着を見送った末、ようやく乗るべきバスが到着して乗車となりました。

お馴染みのジャストフィットすぎて身動きの取れない席。USB-Aポートがある上に生きているのはありがたく、正面の薄型モニター風の風景写真の額縁は暇潰しにピッタリですね(笑)

Queen Cafe Open Busの車内

19:00に出発したバスは南下を続け、21:20頃にチャンアンを過ぎたあたりで食事休憩となりました。

先はまだまだ長いです。

2024年10月30日 Day.120

8:00、バスはフエのバス会社オフィス前に到着。13時間ほどの乗車でしたが、窮屈ながらも横になれるのでベトナム式寝台バスは意外とアリです。

宿はそこから歩いてすぐのSunny B Hotel、細い路地に少し入った静かな場所で部屋も綺麗、フロントのお姉さんは日本語対応可と気も楽で、300.000ドン(約1,817円)/泊でした。

宿に落ち着いたところでご近所の情報を調べたところ、Vincom Plaza Huếというショッピングモールにスーパーマーケットが入っている様子。カップ麺など軽食と日用品でもと偵察に向かいました。

テナントを覗いていると懐かしの顔を発見。フィリピンNo.1ファストフードのJollibeeとの再会に吸い込まれるように寄ってしまいました。ちゃんと海外展開していたんですね。

フエでJollibeeを発見

ベーシックなチキンとライスのコンボが53.000ドン(約321円)でしたので、フィリピンと同程度の価格設定でした。

2024年10月31日 Day.121

移動日の翌日はリラックスとしましょう。たまにはキッチリと洗いたいと思い、贅沢にも宿のランドリーサービスを依頼、30.000ドン(約182円)/kgで翌日仕上げでした。

夜はもうベトナムの夜はこれなしには語れないビア・ホイへと向かいます。宿の近くはオシャレ居酒屋みたいな店ばかりで高そうでしたので、距離はありますが評判の良いこちらへ。

途中のアンクウ川を渡る手前にもビア・ホイがあり、そちらは地元の若者で盛り上がっていたのに対し、こちらはおじさんたちが数組でしたが、おじさんの嗅覚に賭けます。

ここでは揚げ豆腐が30.000ドン(約182円)、空芯菜炒めが35.000ドン(約212円)、安いです!

ビールはいくつか種類のある中、まずはフエを席巻しているフエ産ハイネケンのhudaから、330ml瓶が13.000ドン(約79円)でした。

huda

hudaも美味いのですが…どうしてもハノイでのあの味が恋しくて、ならばと頼んだのがハノイの名を冠するHABECOのBIA HƠI HÀ NỘI、2L樽が55.000ドン(約334円)でした。

BIA HƠI HÀ NỘI

うん、色味といい味といい間違いありません、これでフエでの夜は安泰です!(笑)

ちなみに、後日、ビア・ホイのお姉ちゃんのオススメで出してもらった蓮とエビのサラダも80.000ドン(約485円)と少し高いですが、蓮のベトナム感と食感が良くてとても美味しかったです。

2024年11月1日 Day.122

雨天が続いていましたが本日ようやく快晴。今のところJollibeeを懐かしんでビア・ホイ通いをしているだけで、これはいかん、と。

フエ王宮(グエン朝王宮)

フエ王宮を観光しようと思ったのですが、入場料は何と200.000ドン(約1,212円)。

なかなかお高いので、遺跡は好きだけど王宮にあまり興味のない私は外壁だけ眺めて撤退、妻だけ単身で乗り込んでもらいました。

途中のフォン川は台風3号ヤギの影響と直近の雨続きで氾濫してしまっていました。

フォン川が氾濫中

さて、王宮ですが妻に素材を撮っておいてもらいましたので借用して掲載。

フエ王宮
フエ王宮
フエ王宮
フエ王宮
フエ王宮
フエ王宮
フエ王宮
フエ王宮
フエ王宮
フエ王宮
フエ王宮
フエ王宮
フエ王宮
フエ王宮
フエ王宮
フエ王宮

王宮というので巨大物件の内覧みたいな感じを想像しましたが、なかなかバリエーション豊かで見どころも多そうですね。

実際に体感した妻によると「綺麗で見どころも多いけど広くて暑くて疲れた」とのことでした(笑)

2024年11月6日 Day.127

時期的なものもあるとは言え空模様が不安定で引きこもり生活が続き、今回フエには呼ばれていなかったかな…。

気分を変えてベトナム中部の街ダナンへと向かいましょう。

ダナンはベトナム第3の都市で、都会的な市街とビーチエリアの2つを合わせ持つ街です。国際線も多く就航していて訪れやすく、便利な都会とフォトジェニックな世界遺産ホイアン旧市街に加えてビーチリゾートまでもが楽しめ、近年では初ベトナム旅行にも人気のディスティネーションです。

フエからダナンへと移動

宿で聞いてみたところ、ここからダナンの宿までDoor to Doorで200.000ドン(約1,212円)/人とのことでしたので手配してもらっておきました。

12:10、リムジンバスが到着。念のため「でんきタイプ」ではなくエンジン車ですよ。

リムジンバス

私たちの他に地元のお客さんを3名ほど乗せて、途中、ガソリンスタンドで給油兼トイレ休憩を挟みつつ一路ダナンへ。

水曜どうでしょう「原付ベトナム縦断1800キロ」でチーム40がアグレッシブに走り抜けたハイヴァン峠を楽しみにしていましたが、残念ながら今では立派なトンネルが開通していて下をスルッと通過。

14:30、ダナンのビーチエリアにある宿へ到着。Rosabella Boutique Hotel、313.000ドン(約1,896円)/泊でした。

すべてが文句なしというしっかりホテルホテルしたホテルで、宿泊客も少なかったのか最上階のとても見晴らしの良い部屋が当たり、オフシーズンとは言えかなりお得に泊まれた感じがしました。

ファム・ヴァン・ドン・ビーチ

ダナンで一番メジャーなのはミーケ・ビーチですが、その北側に位置するファム・ヴァン・ドン・ビーチが近いので見に行ってみます。

どん曇り、はためく遊泳禁止の旗、大荒れの海。今日は残念ながら冬の日本海のような演歌の世界ですね。

大荒れのファム・ヴァン・ドン・ビーチ

一応、汚名返上のため別日の晴れた時の写真も載せておきます。オンシーズンはもっと波も穏やかで日差しのコントラストが綺麗ですが、これでも十分じゃないですか。

ファム・ヴァン・ドン・ビーチの北景
ファム・ヴァン・ドン・ビーチとおじさんの足
ファム・ヴァン・ドン・ビーチの南景

2024年11月7日 Day.128

ここダナンには何度か訪れていて、ガイドブックにも載っている有名店でしょうけど毎回必ず寄る店があります。

ビーチエリアではなく市街側ですので、観光がてら龍の姿をしたCầu Rồng/Dragon Bridge(以下「ロン橋」)を渡って行きましょう。

このロン橋ですが、毎週金・土・日曜日の21時より10〜15分程度、橋の東側に位置する龍の口から火と水を吹くショー演出がありますので、曜日が合えば見に行ってみてください。

観光客にもそうですが地元人気も高く、思ったよりも混雑するので早めに到着しておいた方が良いと思います。

顔の近くに川原へと繋がる階段の交わる場所があり、そこだと見やすく写真も撮りやすいです。

ロン橋

ただ、風向きによっては夏フェスの水柱演出後のようにズブ濡れになりますので、ガッツリと体感したい方はここ、おそらく川の水なので抵抗のある方はもっと東へと距離を取りましょう。

CƠM GÀ A HẢI

1つ目はコムガーというベトナム風チキンライスのお店。チキンレッグまたはレッグを除く半身のカリカリ揚げ鶏とチキンライスのコンボです。

揚げたてチキンは皮がパリパリで身はジューシー、チキンライスも変なクセもないので、突出した味ではないのかも知れませんが、初ベトナムの人でも違和感なく食べられる味付けですし、ボリューミーなので男性でも1つで満足できると思います。

コムガー(スープ付き)で60.000ドン(約364円)です。

BÁNH XÈO BÀ DƯỠNG

2つ目はバインセオというベトナム風お好み焼きのお店。お好み焼きという説明が一般的ですがまったく違うので、お好み焼きをイメージして食べると「ナンカチガウ」となります。オタフクソースもマヨネーズもそこには存在しません。

実際にはカリカリの米粉のクレープでもやしやエビや肉などの具材を包んだもので、これをレタスや香草を一緒にライスペーパーで巻いてつけダレで食べます。

バインセオ4枚で80.000ドン(約485円)です。

ネムルイというつくね風の物も一緒に出てくる場合がありますが、これはセットではなく別メニューで5本で40.000ドン(約243円)です。

地元の方はこれを一緒に巻く人が多く、真似してみると嵩張って巻く難易度が一気に上がり、巻くのに四苦八苦していると地元のお客さんが微笑ましく見ていたりして、ちょっとしたコミュニケーションが生まれたりもします。

2024年11月8日 Day.129

ベトナムでときどき見かけるのですが、この駐車車両の軍艦巻きは一体なんなんでしょう…ネコよけとか犬のマーキングから守るヤツ?

駐車車両の軍艦巻き

さて、Google Mapsには載っていませんが宿のすぐ近くにビア・ホイがあり、常々気になっていたので行ってみます。

ピンは別の店ですが場所としてはここら辺りになります。

HABECO BIA HƠI HÀ NỘI 2L瓶が105.000ドン(約636円)、空芯菜炒めが49.000ドン(約297円)、揚げ豆腐(ネギ塩ダレ仕上げ)が50.000ドン(約303円)、そして久々のネムチュアが7.000ドン(約43円)/本でした。

BIA HƠI HÀ NỘI

観光エリアだからか安くはありませんでした。

ただ、お店のお姉ちゃんが気が利いて接客もにこやかで振る舞いも可愛く、写真を撮った時も照れ照れで耳が真っ赤になっていたりとピュアで、夫婦して割高なのもついつい許してしまうのでした(笑)

ビア・ホイの華

2024年11月10日 Day.131

今日は近所のビア・ホイを覗いたらお姉ちゃんがお休みのようなので、ちょっと遠いもののGoogle Mapsにも載っているローカルなビア・ホイに行ってみます。

大通りから外れた裏道にあるおじさんのオアシスの雰囲気、当たりの予感がします。

Quán A Tũnの外観

ビールが12.000ドン(約73円)/杯、空芯菜炒めが35.000ドン(約212円)、揚げ豆腐が35.000ドン(約212円)、ネムチュアが5.000ドン(約31円)/本。やはり全体的に安いです!

ビア・ホイのお姉ちゃんにオススメを聞くと、申し訳なくなるくらい真剣に熟考してくれて、アサリのレモングラス蒸しはどうかと。

これが新鮮でぷりぷりのアサリが惜しげなく入っていて、めちゃくちゃレベル高かった。しかも49.000ドン(約297円)とリーズナブル。

アサリのレモングラス蒸し

帰り際にGoogle Translateの画面を見せてくれ、画面には「2026年に日本旅行を予定していて楽しみにしている」と。東京とのことで力にはなれませんが、是非、日本をたくさん楽しんで来て欲しいものです!

ビア・ホイの癒し

2024年11月14日 Day.135

さて、ベトナムも中部ダナンまで南下して来ましたが、ダナンとホイアン以南は私たちにとっては未踏の地です。なので、ここでひとつの決断をしました。

ここダナンを東南アジア最終地点とします

このまま南下を続けることも考えたのですが、やはりホーチミンはベトナム縦断バイク旅のグランドフィナーレで訪れたいので、この先の地はその時まで未踏のままにしておきたかったのです。

もともと12月には実家の都合で日本に一時帰国する必要があったので、ならばその予定を少し繰り上げて、国際線も多く就航していてアクセスの良い、ここダナンにて幕を引いておくのもひとつかな…と。

この世界一周の次の目標として、ここベトナムにはいつか有効な免許証など準備を整えて、ベトナム縦断バイク旅でまた戻って来たいと思います。それまでどうかアヒル障害や岩石障害は多少は残りますように(笑)

そんなこんなで旅は一時ふりだしへ戻り、冬を迎えつつある北海道に戻って出直しです。