長らく放置状態でしたが、この度、2024年7月3日から1年間ほどの予定で世界を放浪する旅に出ることにしました。

バックパッカーおじさん・おばさん奮闘記、果たしてどうなる…。

記載内容は2024年7月時点のものです。ご旅行の際は最新の情報も合わせてご確認ください。

目次

世界一周

想いというものは呪いにも似て、心の奥底に棲みつき日に日に大きく侵蝕してゆくもので、蓋をしようと目を背けようとそれは決して消えることなく疼き続ける。

世界一周というものを知ったのは30代の頃だった。

仕事も責任が付きまとう頃合いで、結婚して数年、もっと早く知っていれば…学生や20代の頃に知っていれば…と、受け流した。

フリーランスとなりがむしゃらに駆け抜けた40代、先駆者たちの数々の旅行記を横目に、ひとつ踏み外せばすべてが終わる個人事業主、人生も折り返しだし行ってやろう…なんて決断は、当然できなかった。

ちょうどこの頃、契約の切り替わりタイミングが空くという、事故にも等しい事態を逆手に取って強行したのが2012年3月 東南アジア旅行で、はじめての長期旅行に大いに満足し、想いとは決別したつもりでした。

仕事上の縁から会社員となり年相応の役職者として奔走、週末も有休も実質「待機」で、旅行中でも仕事上のトラブルでトンボ帰りなんてこともしばしば、ひたすらに毎日を捌き続けて気付けば50代。

次々と旅立つ旅系YouTuberの動画を見ながら、ふと思う。実に健康寿命1の3分の2を終えて残るは20年、これまでは「今は行けない」だったが、今後は「もう絶対に行けない」になってゆく。その時、その後悔に耐えられるのか…という不安が勝り「しばらく海外を放浪するため」という青臭すぎる退職願いを提出。

住所不定・無職、バックパッカーおじさん&おばさんの誕生です。

ルーティング

一般的には「夏を追いかけて」「外せない祝祭イベントに合わせて」などありますが、無理は禁物、まずは「勝手知ったる東南アジアで肩慣らししてから」ということで西回りルート、あとは気分と財布の導きのままに行こうと思います。

現在までのルートはこちらです(随時更新)。

世界旅行

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  1. 「健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間」のことを言い、2019年の厚生労働省の資料によると、男性が72.68歳、女性で75.38歳とされています。2022年の厚生労働省の資料によると、平均寿命は男性が81.05歳、女性で87.09歳とされていますので、言葉を選ばずにざっくり言うと「35歳で折り返して残り35年です、その後10年ほど息だけはあります」ってことです。 ↩︎