東南アジア周遊の3カ国目、タイから向かった先はシンガポール。

海外旅行歴を問われると、子供の頃に家族でハワイ、学生時代に友達とグアム、その次くらいがシンガポールという方も多いと聞きます。

そんな超メジャーな旅行先にも関わらず、これまで全く縁がなく後回しになっていましたが、今回、フライトのルーティング都合でようやく降り立つことが出来ました。

記載内容は2012年3月時点のものです。ご旅行の際は最新の情報も合わせてご確認下さい。

目次

【シンガポール共和国(Republic of Singapore, Republik Singapura, 新加坡共和国, 新加坡共和國, சிங்கப்பூர் குடியரசு)】

通貨はシンガポールドル(S$と表記)で、記事中はシンガポールドルと記載します。 2012年3月現在のレートは1シンガポールドルが66.6円強ですので、日本円へは『200倍して3で割る』くらいの換算で、1.5シンガポールドルなら100円弱ですね。

2012年3月14日

シンガポールの素人なら、右も左もなく、おとなしくマーライオンとマリーナ・ベイ・サンズでも見ておけば良い…はず!

シンガポールへ

タラップ搭乗 タラップ搭乗

2012年3月 東南アジア旅行 #1 ベトナム編に続いてのタイエアアジアと、少し構えていたのですが、FD3503便は定刻運行で3時間強でシンガポールのシンガポール・チャンギ国際空港へと着陸。

SKYTRAX社の空港ランキングの絶対王者的な空港だけあって広くて立派、むしろ完全に持て余す規模です(笑)

市内へは空港直結のマス・ラピッド・トランジット(新加坡地铁/Mass Rapid Transit, MRT)があり、この国のタクシードライバーがどうかは分かりませんが、公定料金でスルッと移動出来る方法があるとなると、勝負は預けてこちらを優先してしまいましょう。

まずはホテルに向かい、身軽になってから市内に繰り出すとしましょう。

どこが良いのか知らないし、寝るだけだし、安いし…と、こだわりなく決めたものの、建物は薄暗くカビ臭さと消臭剤がプンプンにおい、スタッフも客もどこか胡散臭い…。

後に知る訳ですが、そこはゲイラン地区、今思えば、連れ込み宿を兼ねたホテルだったとするならば全て納得です。

まずはマーライオンにご挨拶

マーライオン公園

MRTでRaffles Place駅に向かい、マーライオン公園に降りてすぐ目に入ったマーライオンに失笑…と思いきや、こいつはおチビさんの方であって、本体は背後の奥にいらっしゃいました。

マーライオン マーライオン

私たち「おぉ、案外デカいしドバドバ水吐いとる!」

マーライオンは『世界三大がっかりスポット』の一つとのことですが、全く期待せずに臨んだ結果、実物は思いのほか楽しめたのでした。

ホーカーで腹ごしらえ

ラオパサフェスティバルマーケット

マーライオンも数分も見れば飽きますし、ほど近いホーカーセンターであるラオパサフェスティバルマーケット(Lau Pa Sat Festival Market)へと向かいます。

周辺はエグゼクティブ感溢れる金融街で、スーツをビシッと着込んだビジネスマンが屋台飯をかき込むアンバランスな景色に、東南アジアなのだなぁと実感させられます。

ド定番にシンガポールチキンライスを意気込んで頼むも、タイのカオマンガイと似たりよったりである事を思い出し、別メニューにしておけば良かったか…。

食しているうちに日が暮れて来たので、再びマリーナ・ベイに戻ります。

夜のマーライオン公園

夜のマリーナ・ベイ 夜のマリーナ・ベイ

マリーナ・ベイ・サンズが光を放ち、マーライオンはプロジェクション・マッピングに彩られます。

あのマリーナ・ベイ・サンズと言えど、安いグレードの部屋なら3万円ほど(一部屋あたりの料金なので夫婦なら各1万5千円)で泊まれて、宿泊者なら部屋のランクを問わず誰でも屋上のインフィニティプールも使えるという事を知りました。

ちょっとくらい奮発しても良かったかも…。

マリーナ・ベイ・サンズの裏手には植物園を建造中とのことで、今後はもう少しだけ見どころが増えますね。

ラッフルズ・ホテル

マリーナ・ベイ周辺をとめどなく散歩していると、タクシーが声をかけて来たので、このあとラッフルズ・ホテルに行こうとしている旨で答えるのですが、運転手はひたすらハテナ顔。

何度も何度も発音し直し、最終的に「ゥラッフォゥスホゥテーゥ」くらい大げさな言い方でようやく通じましたが、確かに、RとLとの混在に加えFまで入っている強敵ワードですね。

学生時代に『らしい発音』がどうにも恥ずかしくて、教師に何度「アェポゥ」と直されても、頑なに「アップル」と読み続けていたのに、ここに来て折れました(笑)

シンガポール・スリング シンガポール・スリング

そんなラッフルズ・ホテル(もう読み方を戻した)の『LONG BAR』は、カクテル『シンガポール・スリング』を生み出した事で知られており、シンガポールの締めとして、周囲の客に倣いピーナッツの殻を足元へ捨てながら、このアイコニックなカクテルで乾杯です。

これで今回のはじめてのシンガポール、全ミッションコンプリートです!

マリーナ・ベイを臨み、ラッフルズ・ホテルで乾杯した優雅な時とは一変、カビ臭い安ホテルで眠りにつく訳ですが、深夜、大陸系の客が会話しながら互いの部屋をバタバタと行き来し、終いには面倒臭くなったのかドアを開けっ放してデカい声を張り上げながら会話は続き、全くもって眠れたものではありませんでした…。

旅のTipsに「簡体字のレビューが目立つホテルは絶対に避ける」を書き加えるのでした(怒)

2012年3月15日

アッという間にシンガポールを出ます。

前日、シンガポール・チャンギ国際空港の広さに驚いたのと同時に、中の移動だけでも時間が取られそうでしたので、早めに空港入りして、中の店を冷やかし回りながら飛行機を待つのでした。