2012年3月 東南アジア旅行
2012年3月3日から同月24日、タイ、ベトナム、シンガポール、インドネシア、マレーシア、台湾、韓国の7ヶ国をまわる東南アジア周遊の旅に出ました。
何処へ行くも何をするも全ては自分たち次第、長期にわたり複数国にまたがる個人手配でのオーダーメイド旅です。
記載内容は2012年3月時点のものです。ご旅行の際は最新の情報も合わせてご確認下さい。
目次
東南アジア旅行
妻、帰国。
…時は遡り、2011年6月。
会社の事業縮小の噂が一般職にまで漏れ聞こえ始めたタイミングで、妻は責任も成果も進退も解雇もないド平坦な事務職に見切りをつけ、退職を申し出て無職となりました。
妻「…とはいえ、次はどうしよう。」
近所のタイレストランでスパイシーな料理をつつきながら、ふと見上げた掲示板の、とある企業のチラシに目が留まります。
『微笑みの国タイランドで働きませんか?』
取り回しの良い日本人を現地採用で安価で集め、オフショアの足がかりを低コストで実現しようという、海外拠点化戦略の求人広告でした。
やりたい事も就ける職もピンと来ないし、いっそ面白そうな事を…と冷やかし半分でエントリーした翌月、妻はタイに旅立ったのでした。
そして、2012年3月、これは、ひと仕事を終えた妻の退去の手伝いがてら、お迎えに向かった時のお話し。
プランニング
当初、私自身はプロジェクトの切り替わり目にあり、次が3月初旬開始の予定でしたので、その数日間で訪泰するつもりでした。
そんな中、直前になって先方より開始が3月末頃にズレ込むと連絡が入りました。
仕事が空くのも困りものですし、ましてや、こういう直前でグダってくるようなプロジェクトは地雷率が高く、お断りして他を当たるのが得策です。
『実にけしからん! 割としっかり旅が出来てしまうじゃないか!!』
そんな誘惑が頭をもたげ、リフレッシュがてらに、その期間まるまるオフにすることにしました。
さて、タイのバンコクを発ち、日本の札幌へと帰る。
どうせ直行便はありませんし、二人とも日程には余裕がありますので、寄り道しながら帰る『帰国旅』としてプランニングしてみるのはどうだろうか…。
ルーティング
ビザなどの面倒がないというのを第一条件として、バンコクから出発して札幌に帰るルートで、できればプラスαくらいの料金で一つ二つ寄り道できないだろうか?
早速SkyScannerで調べてみます。
出発地『タイ』、目的地『すべての場所』として検索してみると、マレーシアの方が近いにも関わらずシンガポールの方が安かったりする。
では、出発地『シンガポール』とすると、マレーシアが最安だけどインドネシアもさほど変わらない。
インドネシアからはマレーシアにも安く飛べるし、マレーシアからなら東アジア圏のフライトも豊富そう。
…という具合に、興味の向く国や都市間の相場感を見て行き、都市と順番を詰めて行った結果、いつの間にか以下のルートにまで膨らんでいました。
🇹🇭タイ → 🇻🇳ベトナム → 🇹🇭タイ → 🇸🇬シンガポール → 🇮🇩インドネシア → 🇲🇾マレーシア → 🇹🇼台湾 → 🇰🇷韓国 → 🇯🇵日本
バンコク発札幌着の経由便が最安で5万円台でしたが、東南アジア圏内のもともとの安さと充実したLCC網も相まって、この全区間でも合計8万円台くらいです。
結局、日本へ飛ぶ区間が最も高くて数万円、その手前、アジア圏はどこも数千円でアドオン出来てしまう感じでした。
安さもチリ積もで倍額近くにはなってしまいますが、これだけ欲張った寄り道が3万円で出来ると考えると、決して高くはないのではでしょうか。
妻には「仕事の都合も含み置いて帰国日と帰国便はこちらで決める」としか言っておらず、完全に悪ノリが過ぎたことに気付きますが、この計画をプレゼンしてみたところ面白そうだと採用が決定!
早速、航空券は各航空会社で全区間分、ホテルもExpediaで全日程を予約しました。1
余裕はあれど期限のある旅ですので、冒険はできないという事情と、国によっては滞在先、出国日、出国手段が不明確だと入国を渋られる場合があるので、ホテルと出国チケットを押さえておけば文句はなかろうという意味もあります。2
出発
現地のことはノープランとしつつ、旅の主幹は整いました。
2012年3月3日、まずは出発の地であるタイのバンコクへと飛び、妻と合流して退去の諸々を済ませたのでした。