2011年12月29日から翌2012年1月7日、年末年始休暇でカンボジアのシェムリアップへ旅に出ました。

海外旅行こそ何度かは経験があるものの、これまでのような直接向かう形ではなくて、まずはタイのバンコクへ行き、そこからカンボジアのシェムリアップまで移動する、旅先から旅に出る初めてのスタイルです。

記載内容は2011年12月時点のものです。ご旅行の際には最新の情報も合わせてご確認下さい。

目次

カンボジア旅行

師走の某日。

私「寒波来ちゃってマイナス二桁とかキツいわ…。」 妻「二桁まで行くと寒いってより痛いよね。…っと、エアコン弱すぎ、下げようっと。」 私「もう暑季だっけ?…ってか、ストーブ負けてる、上げるか。」

Skypeは画面越しの二人のチグハグな会話を繋いでいた。

縁あって、妻は2011年7月より転職ついでに単身タイのバンコクに渡っていた。

マイナス10℃の真冬の札幌と30℃オーバーの乾季のバンコクでは真逆の状況ながらも「寒くて嫌だ」「暑くて嫌だ」と互いに愚痴が止まらない二人なのであった。

正月休みの予定について話していると、二人とも無事に年末年始は休めそうなので、私が訪泰してお正月はバンコクで過ごそうかと固まりかけた時、

妻「OK、じゃ、友達にカンボジア旅行に誘われたけど断わっとくね。」 私「カンボジア!?」

聞けば、隣国くらいならばバスやらでお手軽に安く行けてしまうのだと言うのです。

海に囲まれた日本では、越境というものにどうしてもハードルの高さを感じてしまいます。

中でも北海道民ともなると都道府県を超えることでさえ、万単位を投じて旅行でこそ超えられるもの、というのが共通認識になります。

俄然、陸路での国境超えに興味をそそられてしまい、バンコクでまったり年を越すつもりが一変、バンコクで合流して二人してカンボジア旅行に出ることに変更しました。

事前準備

先人の情報によれば、タイ〜カンボジアと言えばバックパッカー初級のド定番コースであり、以下ならば難易度も低そうです。

  • カオサンロードから国際バスで直通
  • ガンボジア国境付近まで鉄道で行き、越境後、バスかタクシー

せっかくの初の陸路越境をツアーでサクッとでは味気ありませんので、バックパッカー気取りで鉄道とバスで行ってみることにします。

カンボジアは入国ビザが必要で、空路なら空港で、陸路でも国境でアライバルビザ的に取得可能ですが、カンボジアは珍しく札幌にも領事館があり、それも勤務先からも徒歩圏内なので、領事館でビザを申請してみました。

国境で取った方が早くて安いのでしょうけど、地方都市在住ではほぼ縁のない領事館とやらに入ってみたかったのです(笑)

数日後、カンボジア大使館ホームページのビザ申請案内からダウンロードして記入した申請用紙、写真、パスポートを手に緊張の面持ちでカンボジア領事館へ向かってみると、予想外にも雑居ビルであり、領事も不在らしくクローズしています。

途方に暮れていると、

スタッフ「こちらでのお手続きになりますよ。はい、お預かりします。二日後に取りに来て下さいね。」

同ビル他フロアの業務委託されているらしい代行会社の日本人スタッフに声をかけられ、日本の範疇を一歩たりとも出ることなく手続き完了です。

出発前夜

休みを確実にすべく残業を重ね、何とか年始分まで少し前倒す程度まで仕事を片付け、夜中に大慌てでパッキング…と言うよりは必要そうな物だけ乱雑に放り込みます。

今回に限ってはバンコクに妻の居室もあり、何とかなるでしょう。

パスポートとチケットだけは3回くらい確認して、おやすみなさい。

明日いよいよ出発です。

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